子供のうちに勉強する意味。
子供のうちに勉強する意味。
「そこまで頑張って勉強する意味がわからない」
「なんで勉強って必要なの?」「なんで今やらなきゃいけないの?」
親子の会話で一度はしたことのあるやりとりではないでしょうか。
これは生徒とのやりとりでも、たまにあります。
この問いに対する受け答えは、人それぞれだと思います。
これはある意味”価値観”の問題ですので、個々人や各ご家庭でも微妙にニュアンスが変わる場合もありますし、「これが正解です」という完全解答はないような気がします。
ただ、聞かれる側の大人としては、回答の引き出しをいくつか持っておいた方が困らないかもしれません。
僕も職業がら、いろいろな回答例を準備していますが、例えばこういう客観的なデータを引き出しに入れておくのもアリかと思います。
脳細胞。
文字通り脳みそを作っている主要細胞。ニューロン細胞と呼ばれます。
カラダの細胞は、生まれて死んで、を繰り返して入れ替わっていきますが、この脳細胞だけは、死んでいくのみで新たに生まれない細胞なのだそうです(※)。つまり、『脳に限っては生まれた時からの年月が短ければ短いほど、細胞の数が多い』ということになります。
最新の研究ではこんなニュースも。
「海馬での脳細胞の形成、13歳で止まる? 米研究」 2018.03.08 CNN.co.jpより
脳細胞は13歳で成熟が完了する、という研究発表のニュースです(CNNニュースリンクなのでそのうちリンクが切れるかもしれません)。
実際、こういった細胞のお話と記憶力のお話がどこまで結びつくのかは分かりませんが、
『人生は常に勉強。どうせ一生勉強するんだから脳細胞がたくさんあるうちにたくさん学んどけ』
とは言えそうです(笑)
親子のやりとりの際の「引き出し」のご参考までに。
※最近の研究では「絶対に生まれないわけではない」という学説もあるようですが、大筋では「死んでいくのみ」と捉えてよさそうです。
※昨今、ネットで「脳細胞は一日10万個死ぬ」「そんなのウソ」というやりとりが繰り広げられていますが、脳科学は今もって研究されている分野なので素人に詳細など分かるわけないですし、この記事の趣旨には直接関与しないので、当庵はその議論には不参加です(笑)