滝沢市にある個別指導塾 ― 盛岡市近郊・滝沢市・雫石町 ―

こかげ庵の気まま綴り

子供のことは大人目線で考える。

 

子供のことは大人目線で考える。

 

しっかし重い!

 

昨日ご来庵の生徒さん(中1)のカバン、とにかく重い!

いくら両肩にかけるタイプのカバンったって中学生にあの重量をしょわせるのはナシです!

 

今は小学生から大変なことになってますが・・。

 

「脱ゆとり」で重くなるランドセル 児童体重の半分に それでも「置き勉」禁止のなぜ(AERA dot.)

 

なんなんでしょうね。

こういった子供たちのルールや方針を決めている大人たちに、「あなたが日頃の通勤に使っているカバンの重さ、何kgですか?」と聞いてみたいです。

 

 

僕たち大人が子供たちのことを考えるときに、

 

「子供目線で考える」

 

のではなく、

 

「大人目線で考える」

 

ことが大事です。

 

ちょっと誤解されそうな表現ですが、これは「僕たち大人が同じことをするとなったら、どうよ?」という考え方。

 

僕たちが子供たちの世界を想像するのではなくて、今の子供たちの世界を僕たち大人に当てはめて想像する。

 

そうすることで、より現実的な想像ができて、べき論や理想論にならずに現実的に判断できるようになります。

 

やる気。その2」で「大人の方は想像してみてください~僕たち大人は、まずそのことをわかってあげないと。」と書いた部分と同じ視点です。

 

例えば今回の例で言えば、2kmくらい先にあるスーパーに”歩いて”買い物に行って、2Lペットボトル飲料4~5本買って帰るときの帰り道を想像してみれば良いですよね。

 

2kmの距離がぱっと想像できない方は盛岡周辺に詳しい方であれば「盛岡駅からイオンモール盛岡南に徒歩で行く」ことを想像すれば良いです。その距離を2Lペットボトル4~5本持って朝に行って夕方に帰る。それを毎日やってる状態。雨の日も風の日も雪の日も。

 

・・だいたい想像できますよね。というか想像しただけでイヤになりますよね(T-T)

 

僕たち大人が「やってられない!無理!」って思うことを、「子供には必要だから」「決められたことだから、ルールだから」と言って子供たちに強いる学校側の立場は教育者として果たしてどうなんだろう?と思います。

 

子供を子供として見るから、「自分たち大人とは異なった”子供”という存在」として見るから、色々おかしいこともまかり通ってしまっているような気がします。

 

これと同じことを大人の世界でやったら、すぐにクレームが殺到して社会的にも騒がれて、ルール改正を強いられますよね、きっと。今は子供たちが我慢しているから騒がれないだけで。

 

大人が子供のことを考えるときは、子供として見ないで、大人のこととして考えてほしいな。

子供たちのルールを作るときは、大人のルールを作るように作ってほしいな。と切に思います。

 

大人目線。

自分が子供の目線に下がるのではなく、自分と同一平面で子供を見る。

 

僕たち大人ひとりひとりが、子供と接する時、子供のことを考える時に心掛けたいことです。