教育は”双方向”。
教育は”双方向”。
「教育」「教えるという作業」は、
先生から生徒への一方通行のように思われがちですが、実はそうではありません。
「まず説明をして」←これは”教える”ではない
「生徒の反応や生徒からの発信を受け止めて」
「そこから『教える作業』を始める」
という「先生から生徒へ」「生徒から先生へ」の”双方向”の作業です。
そして、教える側、送信する側の作業は、
それなりのバイタリティとスキルがあれば出来ることなんですが、
受け止める側、受信する側の作業は、それらよりも”受容性"と”感受性”が必要になります。
なので、教育という双方向の作業を施す側には、発信力のみならず、
ある程度の『心のゆとり』と『心の素直さ』が大切
ということになります。
先日、興味深い記事を目にしました。
コロナ休校で教師たちの価値観も変容 学校は元に戻れるのか (NEWSポストセブン)
”休校中のライフスタイルの方が「人間的な生き方ができていた」”
二十代現役教師のこの言葉は重いですよね。
「古き良き時代」「寛容の時代」という時代は終わり、そこから変遷を経た今の時代。
「子供たちのため」という大義で、国や教委や学校が、一部の親や社会が、
教育は、教師と生徒の双方向。どちらの「心」も教育には必要不可欠です。
ただでさえ心がすさみやすい今の世の中、片方の「心」だけに重きを置かないよう、
教育界の指導的立場の人たちには真剣に考えてもらいたいです。
ひいてはそれが「子供たちのため」になるわけですから。