眼力。
眼力。
少し前に読んだニュースを2つ。
教師への夢をあきらめた学生たち 現役教育大生のリアル 競争倍率低下時代における教育の危機
休職の教員5千人、という数字が多いか少ないか・・僕は多いと感じます。
休職となると、心身の不調をきたして(①)、心身の不調を自覚して(②)、心療系医療機関に通院をして(③)、休職が必要と診断された人(④)。
仮に①の3人に1人が②になり、②の3人に1人が③になり、③の3人に1人が④になる・・とすると、5000人の27倍の13万5千人が心身に不調をきたしていることになりますし、それぞれが4人に1人だとすると、①の人は32万人ともっとすごいことになります。
今の子供たちは感じ取る能力に優れているので、2番目のニュースのようなことになるのも頷けます。
①~④の人は大学まで進み、免許を取り、学校という社会に受け入れられた人たち。大概の人は就職前から心身の不調を抱えてきた人たちではないはず。
ということは、原因や責任がどうというのはさておき、学校という本来は人を教育するための機関が①~④の人を作り出す機関になっているという残念な状況と言えます。
学校に違和感を感じる子供、なじめない子供、不登校になる子供。
そういう子供をその子の問題、障害として取り扱う大人。
どちらの眼力が優れていて、どちらの目が澄んでいるんだろう?
と思います。